カワサキオイルフィルターの交換
![セルフメンテナンスの基礎知識](/info/news/061114N_P-A/DIY.gif)
HOW TOオイル&フィルター交換〜Kawasaki STX-12F/15F編〜
Q&A
オイル、オイルフィルタの交換時期は?
オイル:50時間毎、または毎年1回(4スト仕様艇)
オイルフィルタ:100時間毎(4スト仕様艇)
オイル容量は?
通常の入替時:4L
エンジンを完全分解時:5L
今回のオイル&フィルター交換に必要なもの
![オイル&フィルター交換に必要なもの](/info/news/061221N_P-A/FX-017.jpg)
- オイルチェンジャー6.5L
- じょうご
- オイルフィルタレンチ(純正特殊工具)
- オイルフィルタ
- オイル
それではやってみましょう!
十分に換気された場所でPWC本体を水平に置きます。
エンジンを2〜3分暖気し、オイルを交換しやすいよう、柔らかくします。
![オイル&フィルター交換1](/info/news/061211N_P-A/12F-002.jpg)
シートカバーを外すと、エンジンルーム前方に印のオイルレベルゲージが確認できます。それを抜き取って下さい。
![矢印](/info/news/061114N_P-A/Arrow.gif)
![オイル&フィルター交換2](/info/news/061211N_P-A/005.jpg)
オイルチェンジャーのホースを一番奥まで突っ込んで下さい。その後、4〜5回ポンピングしてやると自動的にオイルが吸引され始めます。画像はSEADOO RXTですが、方法は同じです。
![オイル&フィルター交換3](/info/news/061211N_P-A/12F-003.jpg)
今回はこれだけ排出できました。オイル交換は排出した分だけ補充するのではなく、あくまでレベルゲージを見ながら適切な量を補充して下さい。
![矢印](/info/news/061114N_P-A/Arrow.gif)
![オイル&フィルター交換4](/info/news/061211N_P-A/12F-002plus006.jpg)
オイルフィルターを特殊工具を使って外します。インマニ横の狭いスペースから手を入れて作業しますので、タイラップの切り口などで手を切らないように注意して下さい。
![オイル&フィルター交換5](/info/news/061211N_P-A/12F-004.jpg)
インマニの隙間からの撮影です。
取り外すとこんな感じです。下にウエスなどを敷いておくと船内が汚れずに済みます。
![矢印](/info/news/061114N_P-A/Arrow.gif)
![オイル&フィルター交換6](/info/news/061211N_P-A/FX-013.jpg)
新品と交換。新品のオイルフィルタガスケット部に薄くエンジンオイルを塗り、規定トルクで締め付けます。締め付けトルク18N・m(1.8kgf・m)
![オイル&フィルター交換7](/info/news/061211N_P-A/12F-010.jpg)
最後にオイルを補充します。ここのキャップを取り外して下さい。キャップ裏にOリングが付いていますので、それを失くさないように注意して下さい。こぼさないようにじょうごなどを使い、新品のオイルを入れます。
![矢印](/info/news/061114N_P-A/Arrow.gif)
![オイル&フィルター交換8](/info/news/061211N_P-A/SD-010.jpg)
今回は1Lずつ入れて、その都度レベルゲージで量をチェックしながら補充しました。[A]の間まで入ったら適量です。 今回は3.5L程度補充しました。 補充が終わったらゲージを刺し込み、オイルキャップを締めて下さい。
![オイル&フィルター交換9](/info/news/061211N_P-A/SD-011.jpg)
もう1度エンジン始動し、2〜3分暖気したら再度レベルゲージで計測します。エンジン全体にオイルが行き渡りますので、暖気後は量が減ります。今度は[B]の間にオイルを確認できたら適量です。
これにてオイル交換完了。
![矢印](/info/news/061114N_P-A/Arrow.gif)
![オイル&フィルター交換10](/info/news/061211N_P-A/064.jpg)
廃油はガソリンスタンドで処分してもらうか、ホームセンターなどで販売している[廃油処理パック]を使用して処分するようにして下さい。間違ってもドブに流したり、そこらへんに捨てたりしないで下さい! 多くの販売店では写真のようにタンクが廃油でいっぱいになったら、廃油処理業者に引き取りに来てもらうといった処理方法を取っているようです。
いかがでしたか? これくらいだったら自分でやってみようと思いませんか?
細かい点検はプロのサービスマンに頼むとしても、最低限これくらいは[DIY]の精神でチャレンジしてみてはどうでしょうか?
ただし、新艇購入時にもらうオペレーターズガイドには、この交換はディーラーが行うようにと書かれています。当然DIYには自己責任が伴いますので、少しでも不安を感じる方はディーラーさんに任せましょう。