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2018年05月21日 更新

ゴムボートの修理方法がわかる!(アキレス、ジョイクラフト、アクアマリーナ編)

ゴムボートの修理方法がわかる!(アキレス、ジョイクラフト、アクアマリーナ編)

使い方や材質にもよって異なりますが、ゴムボートは10年以上使われているものも存在します。

10年と聞くと、想像以上に長い間使えるという印象をお持ちではないでしょうか。

ただ、長い間使えると言っても、やはり鋭利な物にぶつかったり、地面など擦れたりすれば、簡単に穴は開いてしまいます。

しかし、穴などが開いたとしても修理することが可能です。

もちろん、修理できない場合もありますが、小さい穴などであれば、付属品やオプションパーツの補修キットで自分で直せますし、メーカーに修理してもらうこともできます。

もし、お手元のゴムボートに穴など開いて使えないものがあれば、こちらのページを参考に修理してみて下さい。

ゴムボートの修理について
まず、ゴムボート修理で大きく関わることが、ゴムボートメーカーと素材の2つです。
この2つを理解していなければ、今回紹介する2つの修理方法を間違って行う可能性があり、最悪の場合二度と使用できなくなることもありますので、 まずはしっかりとご自身が所有されているゴムボートを把握して下さい。
それでは、その重要な2つの事柄をご説明します。
当店の取り扱いしているゴムボートメーカーは、Achiles(アキレス)、JOYCRAFT(ジョイクラフト)、AQUA MARINA(アクアマリーナ)の3つとなりますので、 それ以外のゴムボートメーカーにつきましては、取り扱いしている店舗様に確認してみて下さい。
当店取り扱いしているゴムボートメーカーと素材の一覧をご覧下さい。
アキレスゴムボート
[ アキレス ]

▼見切れる場合は横にスクロールしてご覧下さい
素材 保証期間 無償修理回数 ボートマーク
CSM 購入日より5年間 保証期間内で2回 アキレスゴムボート
エコストロン 購入日より1年間 保証期間内で1回
PVC 購入日より1年間 保証期間内で1回 アキレスゴムボート
アキレスは、3種類の素材があります。
素材の見分け方は、基本的にボート左舷前側に上記表のボートマークをご確認下さい。
CSMとエコストロンは同じボートマークですが、それぞれの見分け方は、CSMがパワーボート(船外機搭載可能ボート)、エコストロンがローボート(手漕ぎボート)となります。
素材で保証期間が異なり、メーカーが用意している無償修理回数も異なります。
ちなみに、無償修理とは、使用上の破損でも保証期間内であれば、メーカー負担で修理対応をしてくれる制度です。
ジョイクラフトゴムボート
[ ジョイクラフト ]

▼見切れる場合は横にスクロールしてご覧下さい
素材 保証期間 無償修理回数
PVC 購入日より1年間 保証期間内で1回
ジョイクラフトは、素材はPVCの1種類のみとなります。
アキレス同様に無償修理制度が付随しています。
アクアマリーナゴムボート
[ アクアマリーナ ]

▼見切れる場合は横にスクロールしてご覧下さい
素材 保証期間
PVC 購入日より1年間
アクアマリーナは、ジョイクラフト同様に素材はPVCの1種類のみとなります。
但し、アキレスやジョイクラフトのような無償修理制度はありません。

これで、ゴムボートのメーカーと素材を把握できた思いますので、次に修理パターンをご説明致します。
修理方法については、自分で修理するかメーカーに修理依頼をする2つの方法があります。
自分で修理する方法は、補修キットの大きさの範囲内でしか対応できないため、小さい穴などで比較的費用を掛けたくない場合にオススメです。
大きな穴や生地の剥がれがあったり修理作業に不安がある方、又無償修理希望の方はメーカー修理依頼をご利用下さい。
自分で修理するか、メーカー修理で迷われている方の参考目安として、 メーカーが用意している補修キットの生地の大きさは、一辺が15〜20cmくらいです。
補修する場合、損傷部の約5倍の長さの生地を使用するので、3〜5cm以上であればメーカー修理を依頼された方が妥当です。
それでは、ご希望の修理方法をお選び下さい。
ゴムボートを自分で修理する方法 ゴムボートの修理をメーカーに依頼する方法
ちなみに、無償修理制度をご希望の場合、「無償修理カード」というものが必要になります。
「無償修理カード」がまだお手元にない場合、メーカーへのユーザー登録を行っていないことになります。
各メーカーにユーザー登録を行い、無償修理カードをご用意のうえ修理の申込みを行って下さい。
無償修理カードの申請(ユーザー登録)方法がご不明な方は、【無償修理カード申請方法 】をご覧下さい。
ゴムボートの修理をメーカーに依頼する方法

自分で修理
自分でゴムボートを修理するには、各メーカーがオプションパーツとして販売している補修キット、またはゴムボート購入時に付属されている補修キットを使用します。
補修キットでの修理方法をご説明する前に、お客様自身で修理された箇所はメーカーでの再修理ができない場合もございますので、ご自身できちんと修理ができるか慎重にご判断下さい。
少しでもご不安であれば、メーカー修理をオススメします。
それでは、補修キットでの修理方法を説明しますので、自信がある方だけご覧下さい。

ゴムボート修理に必要な道具
まずは、用意する物

1)補修生地(※ゴムボートの素材に注意)

2)接着剤(※ゴムボートの素材に注意)

3)マスキングテープ

4)紙ヤスリ

5)チョーク、またはペン

6)重石

7)霧吹き

前項でも説明したように、ゴムボートには素材が複数あります。
ここでゴムボート本体の素材と補修生地また接着剤が違う素材同士のものだと、補修することができませんので、必ずゴムボートの素材に注意して、補修生地と接着剤をご用意下さい。
■各メーカーで販売中の補修キット一覧
アキレスゴムボート修理キット
[ アキレス ]

▼見切れる場合は横にスクロールしてご覧下さい
素材:CSM用 素材:エコストロン用 素材:PVC用 素材:PVC用
補修キットD
パワーボート、EZシリーズ用
補修キットB
ローボート用
PV用補修キット 接着剤のみ

品番:GRP_FUD

品番:GRP_FUB

品番:GRP_PV-SSL

品番:C-01P
[キット内容]
  • 本体布(15×15cm)2枚
  • 底布(15×15cm)2枚
  • 接着剤20g
  • サンドペーパー(紙やすり)#80
  • タルク(打ち粉)30g
  • プラスチック笛
  • エアバルブ用Oリング
  • [キット内容]
  • 本体布(15×15cm)2枚
  • 底布(15×15cm)2枚
  • 接着剤20g
  • サンドペーパー(紙やすり)#80
  • タルク(打ち粉)30g
  • プラスチック笛
  • エアバルブ用Oリング
  • [キット内容]
  • 本体布(15×15cm)2枚
  • 接着剤30g
  • エアバルブ用レンチ
  • [キット内容]
  • 接着剤30g
  • ※CSM用接着剤の単品販売は、メーカーも取り扱いしておりませんので、メーカーが推奨している接着剤を別途ご用意下さい。
  • ボンドG-17 コニシボンド
  • セメダインNo.575
  • ニッショーボンド350X 日商化成
  • ※塗料店、建材店、ホームセンター等でお買い求め頂けます。
    ジョイクラフトゴムボート 修理キット
    [ ジョイクラフト ]

    ▼見切れる場合は横にスクロールしてご覧下さい
    素材:PVC用 素材:PVC用
    補修キット 接着剤のみ

    品番:GRP_RK-1

    品番:GU-1
    [キット内容]
  • 本体布(13×20cm)1枚
  • 底布(13×20cm)1枚
  • 接着剤30g
  • [キット内容]
  • 接着剤30g
  • アクアマリーナゴムボート 修理キット
    [ アクアマリーナ ]

    ▼見切れる場合は横にスクロールしてご覧下さい
    素材:PVC用 素材:PVC用 素材:PVC用 素材:PVC用
    デラックスシリーズ用
    補修生地のみ
    クラッシック300用
    補修生地のみ
    モーション255用
    補修生地のみ
    接着剤のみ

    品番:B9500024

    品番:B9500023

    品番:B9500036

    品番:B0300698
    [キット内容]
  • 本体布(13×20cm)2枚
  • [キット内容]
  • 本体布(13×20cm)2枚
  • [キット内容]
  • 本体布(13×20cm)2枚
  • [キット内容]
  • 接着剤30g

  • 必要な物が揃ったところで、作業工程を説明していきます。

    ゴムボート本体に石鹸水を吹きかける
    01.傷や穴など修理する場所を特定するため、 霧吹きに石鹸水を入れてゴムボート本体に吹きかけます。
    ※この時ゴムボートは、膨らませた状態にしておきます。
    エアー漏れ箇所は泡がブクブク出てきます。
    泡の出た箇所(修理箇所)に印をつける
    02.修理箇所をチョークやペンで印をつけておく。
    きれいに洗い乾燥させる
    03.補修・接着箇所を油性分が残らないようにきれいに洗い乾燥させる。
    損傷部の約5倍の長さに補修布をカットする
    04.損傷部の約5倍の長さに補修布をカットする。
    ※四角にカットした場合、必ず四隅を丸く縁取りする。
    マスキングテープを貼って縁取りをする
    05.修理する箇所にカットした補修布をのせ、マスキングテープを貼って縁取りをする。
    修理箇所と補修布の接着面を紙やすりで研磨す
    06.修理箇所と補修布の接着面を紙やすりで研磨する。
    修理箇所と補修布の接着面に薄く均等に接着剤を塗布
    07.修理箇所と補修布の接着面に薄く均等に接着剤を塗布し、約3分乾かす。その工程をもう一度繰り返し、次は約10分乾かす。
    修接着面同士を貼り付け、ローラー等で中心から外へ向けて強く押し圧着させる
    08.空気の泡が入らないように、接着面同士を貼り付け、ローラー等で中心から外へ向けて強く押し圧着させる。
    重石を乗せ24時間程放置
    09.貼り合わせたら補修布の上に重石を乗せ24時間程放置する。
    エアーチェックで問題なければ完成
    10.接着部が完全に補修されているか目視の確認と、空気を入れて1日放置するエアーチェックで問題なければ完成!

    どうでしょうか。
    これを見て『やっぱり自分でやるのは不安!』なんて方は、次項のメーカー修理をご覧下さい。

    メーカー修理
    補修キットでは修理できないような、大きな傷や穴をメーカーにて修理を行います。
    現在、当店で修理受付を行っているのは、アキレスとジョイクラフトとなります。
    メーカーによって、発送先など異なる為、メーカーごとでご案内します。
    アキレスゴムボート
    [ アキレス ]

    受付から修理完了までの流れ
    • お客様より申し込みフォームで修理依頼→ネオネットマリンで依頼内容を確認しメーカーへ連絡。
    • ネオネットマリンから修理依頼番号をお客様へメールにてご連絡。
    • お客様より修理工場へ元払い(送料は、お客様負担)にて修理品のみ発送。
    • メーカーにて、修理品点検。ネオネットマリンよりお客様へお見積り金額の最終連絡。
    • お客様より入金確認後、修理実施。
    • 修理完了後、メーカーより元払いにてお客様へ直送。(返送送料はメーカー負担)
    修理をお受けするにあたっての注意事項
    • メーカーへの発送の際、必ず送り状の備考欄に『ネオネットマリン ゴムボート修理受付分 修理依頼No.○○○○』と記載して下さい。
    • お支払方法は銀行前振込のみとなります。
    • 発送する物はボート本体、またはエアフロアのみをお送り下さい。(オール、底板、椅子板などは不要です)。
    • 修理品の送料は修理品の発送時のみお客様負担となります。返送時はメーカー負担となります。
    • 無償修理カードをご使用頂く場合、保証書と合わせて修理品と同封して下さい。
    • 修理品点検後に修理をキャンセルされる場合、修理点検費用として7,500円(税別)のご負担をお願い致します。
    お申し込み

    上記の修理完了までの流れと注意事項をご理解の上、メーカー修理をご希望の方は下記よりお申し込み下さい
    アキレスゴムボート修理申し込みフォームはこちらからどうぞ
    ジョイクラフトゴムボート
    [ ジョイクラフト ]

    受付から修理完了までの流れ
    • お客様より申し込みフォームで修理依頼→ネオネットマリンで依頼内容を確認メーカーへ連絡。
    • ネオネットマリンから修理依頼書をお客様へメールにてご連絡。
    • お客様より修理工場へ元払い(送料は、お客様負担)にて修理品のみ発送。
    • メーカーにて修理品の点検。ネオネットマリンよりお客様へお見積り金額の最終連絡。
    • お客様より入金確認後に修理を実施。
    • 修理完了後、メーカーより元払いにてお客様へ直送。
      (無償修理も一般修理どちらとも往復送料は、お客様ご負担となります。)
    修理をお受けするにあたっての注意事項
    • メーカーへ発送の際、必ず送り状の備考欄に『ネオネットマリンゴムボート修理受付分』への記載と修理依頼書を同封して下さい。
    • お支払方法は銀行前振込のみとなります。
    • 発送する物はボート本体、またはエアフロアのみをお送り下さい。(オール、椅子板などは不要です)。
    • 修理品の往復送料は、無償修理も一般修理どちらともお客様ご負担となります。
    • 無料修理カードをご使用頂く場合は修理品と同梱して下さい。
    • 修理点検後、修理をキャンセルされる場合、修理点検費用3,000円(税別)と返送料又は廃棄量をご負担して頂きます。
    お申し込み

    上記の修理完了までの流れと注意事項をご理解の上、メーカー修理をご希望の方は下記よりお申し込み下さい
    ジョイクラフトゴムボート修理申し込みフォームはこちらからどうぞ

    無償修理カード申請方法
    『アキレス』と『ジョイクラフト』ともに、保証期間内に使用上での破損に対しても無償修理が受けられる保証があります。
    なんて贅沢な保証でしょうか。
    しかし、この無償修理を受けるには、ある物が必要になります。
    それは、「無償修理カード」です。
    無償修理カードは、製品と一緒に入っている製品登録カードにて、ユーザー(製品)登録を行うとメーカーから発行されます。
    そのユーザー登録を忘れていたり知らなかったりして、無償修理カードの申請をしていない方が実は結構いるんです。
    そこで、この項目ではそんな無償修理カードの申請方法を知らない方の為に解説します。

    アキレスゴムボート
    [ アキレス ]

    それでは、アキレスから解説します。
    アキレスは、はがきを投函とインターネット申し込みの2種類の方法があります。
    ■はがきを投函して申請する場合
    • はがき(表面:お得意様カード、裏面:ボートアンケート)に必要事項を記入します。
    • はがきに切手を貼り投函して下さい。
    ユーザー登録はがき
    [申請から無償修理カードお届けまでの流れ]
    申請から無償修理カードお届けまでの流れ
    ■インターネットから申請する場合
    • 『製品登録のご案内』のカードより、製品登録ページにアクセスする。
    • 必要事項を入力し、「入力内容を確認」を押す。
    • 入力内容に誤りが無いか確認し、「送信する」を押す。
    • 完了画面が表示されたら完了です。(入力したメールアドレスに完了の通知が届きます。)

    ※さらに、詳しいご登録方法につきましてはこちらからご確認下さい。

    製品登録ページはこちらから
    商品名とシリアルナンバー
    [申請から無償修理カードお届けまでの流れ]
    申請から無償修理カードお届けまでの流れ
    アキレスゴムボート 無償修理カード
    申請が完了してから、約1ヶ月で無償修理カードが届きます。
    アキレスの場合、モデルによって保証期間が5年・1年と異なりますので、無償修理カードもそれに準ずる物となります。
    画像左側が5年用、画像右側が1年用の無償修理カードのサンプルです。

    ジョイクラフトゴムボート
    [ ジョイクラフト ]

    それでは、次にジョイクラフトを解説します。
    ジョイクラフトは、はがきを投函する方法のみとなります。
    申請方法は、アキレスのはがきを投函する方法と全く同じとなります。
    ■はがきを投函して申請する場合
    • はがき(表面:お客様カード、裏面:ユーザー登録表)に必要事項を記入します。
    • はがきに切手を貼り投函して下さい。
    ユーザー登録はがき
    [申請から無償修理カードお届けまでの流れ]
    申請から無償修理カードお届けまでの流れ
    ジョイクラフトゴムボート 無償修理カード
    申請が完了してから、約1ヶ月で無償修理カードが届きます。
    画像は無償修理カードのサンプルです。

    修理事例
    ここでは実際にあったゴムボートの修理事例を紹介します。
    その1(修理日:2017年11月)
    修理方法:メーカー修理

    メーカー:アキレス
    モデル:EC2-521

    破損状況:ゴムボートのチューブ本体に9cmくらいの切り傷。

    [修理前の状態]

    修理内容:チューブ内側と外側の両面補強
    修理期間:約1ヶ月

    [修理後の状態]

    その2(修理日:2018年05月)
    修理方法:メーカー修理

    メーカー:アキレス
    モデル:AF-330

    破損状況:セルフベーラーより船内に水が溜まる。

    [修理前の状態]

    修理内容:セルフベーラーの交換
    修理期間:約3週間

    [修理後の状態]


    いかがでしたでしょうか?
    ゴムボートの修理について、お悩みは解決できましたでしょうか。
    ご理解頂けたようであれば幸いですが、今回の内容とあてはまらないケースやわからないこともあると思いますので、そんな場合でも、お電話又メールどちらでもお気軽にお問い合わせ下さい。
    安全に釣りや航行する上で最も重要なアイテムとなりますので、異常がないよう確実な状態で、安全また快適なボートライフをお楽しみ下さい。

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