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プロペラのメンテナンス

2005年8月12日
プロペラナットはOK?
プロペラを固定するナットには樹脂ロックタイプと割ピンでナット抜けを防止するタイプの2種類があります。ナットは振動によって緩みが生じ、時には抜けることもありますので、締め付けと割ピンが腐食で弱っていないか、確認をしておきましょう。ナットが緩んでプロペラごと海に落下、なんていう事例も数知れずあります。そんなことにならないためにも、しっかりと点検しておきましょう。
プロペラのチェック
プロペラに付いたわずかな傷や小さなクラックもパフォーマンスを落とす大きな原因になります。特にエッジ付近の傷や曲がりはベンチレーションキャビテーションの原因となり、充分な性能を発揮する事ができなくなってしまいます。走行することはできても、燃費が悪くなったり、高速が伸び悩んだりと、その原因は意外と些細なところにあります。船を点検する際に少し気を配って見ておくと、未然に発見できる事はたくさんあります。
ジンクの点検
電蝕
見た目に3分の2以上形が残っていればOKです。写真のものはまだしばらくは大丈夫でしょう。ジンクは直近の金属にしか効果を表さないので船外機やドライブのいたるところに付いています。取扱説明書などを読んで、どの部分にジンクが取り付けられているのかを予め知っておく必要があります。気付かずに放置しておくと、虫歯のようにジワジワと進行して神経に達するように、船外機本体や重要な金属パーツに電蝕が及んでしまい、結構つらい目に合います。
グリスアップをお忘れなく
プロペラを長い間付けっぱなしにしておくと塩噛みして抜けなくなってしまいます。完全に噛んでしまうとプロペラを切り刻んで1枚ずつ剥ぎ取っていかなければいけなくなるので、少なくとも半年に1回は必ずプロペラを外してグリスをたっぷりと塗っておいて下さい。使うのは必ず耐水グリスでなければいけません。モリブテングリスを使うと、中のモリブテンが析出して塩噛みするよりもタチが悪くがっちりと食い込んでしまうようです。お薦めはヤマハグリースD。耐塩水腐食性で海水の混入時にも軟化しにくく、流失を最小限に抑えることができます。
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