ミシガンプロペラ XHSハブシステム
作業を始める前に
プロペラ交換の作業中に、エンジンがスタートしてしまうアクシデントを防止するため、ギアはニュートラルにしてスパークプラグワイヤを外しておくことをお勧めします。また、エンジンの取扱説明書をよく読んで作業を行ってください。

  • まず装着されている古いプロペラを取り外します。必要があれば、プロペラが回らないようにギアケースとプロペラの間に角材など挟んでプロペラを固定してください。プロペラシャフトのテーパー部分が見えていることを確認してください。もし見えていない場合、フォワードスラストワッシャーが残っているかもしれません。フォワードスラストワッシャーが外れ難いときは、デッドブローハンマーかラバーハンマーで軽く叩いてください。プロペラシャフトをきれいに吹いて、シャフトに異常がないか点検してください。
  • 次回の交換時、容易にプロペラを取り外すためプロペラシャフトに耐水グリスを塗布してください。
  • 次にXHSハブに付属するフォワードスラストワッシャーを装着します。スラストワッシャーのテーパーとプロペラシャフトのテーパーが合うようにゆっくりはめ込んでください。スラストワッシャーが正しく装着されている場合、部品番号がはっきりと確認できるでしょう。もしスラストワッシャーを装着せずに取り付けてしまうと船外機に深刻なダメージを与えてしまいますので十分にご注意してください。
  • 次にクッションハブをプロペラにはめ込みます。クッションハブはテーパーになっていますので一方向にしか入りません。クッションハブをブッシュ穴に落とし込むと1cm近くはみ出ることがありますが、その場合はクッションハブがブッシュ穴に少し沈みこむくらいまでしっかりと押しこむか、デッドブローハンマーまたはラバーハンマーで軽く叩いてはめ込んでください。このくぼみにスラストワッシャーがはまることで、プロペラは適切に装着されます。
  • 次にアフタードライブアダプターをプロペラに装着します。プロペラの後部からスプラインを合わせて差し込んでください。
  • クッションハブ、ドライブアダプターをセットされたプロペラをプロペラシャフトに装着します。プロペラシャフトとプロペラ(ドライブアダプター)のスプラインを合わせながら、ゆっくりとスラストワッシャーとうまくはまりこむように差し込んでください。
  • フォワードスラストワッシャーとプロペラが適切に装着されたら、ワッシャーとナットでしっかりと締めこんでください。必要があればプロペラを外す時と同様に角材を使用してプロペラを固定してください。締め込みトルクは取り扱い説明書を参照してください。ロッキングタブワッシャーまたはコッタピンを使ってナットの緩みを防止しましょう。
  • 最後にプロペラが正しく装着されているか点検してください。ギアケースに接触することなくスムーズにプロペラが回りますか?
  • はじめに外したスパークプラグワイヤを接続してください。
  • プロペラが緩んでいないかどうか、20時間運転ごとに点検することをお勧めします。