プロペラ用語集
2006年11月27日
お問合せするときに、プロペラの部分を説明するのにイライラしたことはありませんか?最後は結局上手く伝わらず、写真を送ってもらうなんていうこともあるのではないでしょうか。共通の言葉で説明をすれば双方明解、スムーズにしかも確実に伝えることができます。今回はプロペラ用語集第1弾としてプロペラ部分名称とプロペラの特徴を現す言葉をまとめてみました。お問合せをする際に是非参考にして下さい。 |
プロペラ各部の名称1. (一般的な名称)
プロペラ各部の名称2. (MICHIGAN XHSハブシステム)
プロペラ各部の名称3. (SOLAS ALCUPシステム)
プロペラの特徴に関する用語
プロペラの性能や現象に関する用語
ベンチレーション
プロペラが水面より上の空気を吸い込んで空転している状態。キャビテーション同様、プロペラが気泡をつかみ、空転してしまうことで推力を失っている状態なのでキャビテーションと混同しやすいのですが、発生のメカニズムが異なり、対処方法も当然違うため注意が必要です。
キャビテーション
高速で回転するプロペラの回りの流速が限界を超え、真空状態になり常温沸騰が起き、気泡が発生します。その現象をキャビテーションと言います。キャビテーションが発生すると気泡を噛んでプロペラが空転し、推進力を得なくなるため、症状としてはベンチレーションと良く似ています。
スリップ
ピッチは理想的な流体の中でプロペラ1回転で推進する距離のことを表していますが、実際には理論どおりの距離を進むことはできません。理論値と実測値とのずれをスリップと言います。
スリップ率が低いものほどプロペラの回転効率は良いといえますが、セッティングによっては操舵性が悪くなり、逆に乗りづらくなることもあるそうです。 |