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プロペラ用語集

2006年11月27日
お問合せするときに、プロペラの部分を説明するのにイライラしたことはありませんか?最後は結局上手く伝わらず、写真を送ってもらうなんていうこともあるのではないでしょうか。共通の言葉で説明をすれば双方明解、スムーズにしかも確実に伝えることができます。今回はプロペラ用語集第1弾としてプロペラ部分名称とプロペラの特徴を現す言葉をまとめてみました。お問合せをする際に是非参考にして下さい。
プロペラ各部の名称1. (一般的な名称)
プロペラ各部の名称1. (一般的な名称)
ブレード (A)
プロペラの翼のこと。
リーディングエッジ (B)
ブレードの前縁部分のこと。船が前進するときプロペラが最初に水を切り始める側です。
トレーリングエッジ (C)
リーディングエッジの反対側。
アウターハブ (D)
ブレードが取り付けられているプロペラの外筒部分のこと。ボスということもある。
インナーハブ (E)
内側にブッシュが圧入されている内筒部分のこと。ミシガンのXHSハブシステムの場合、プラスチック製のスリーブのことをいいます。
ラバーブッシュ (F)
プロペラの衝撃から船外機を保護する緩衝ゴム。
排気通路(G)
エンジンの排気ガスがここを通して排出されます。エキゾーストパッセージともいいます。
プロペラ各部の名称2. (MICHIGAN XHSハブシステム)
プロペラ各部の名称2. (MICHIGAN XHSハブシステム)
スラストワッシャー (A)
プロペラとギヤケースの間に入れるスペーサー。
インナーハブ (B)
プラスチック製のインナースリーブ。この中に(C)のドライブアダプターを挿入して使います。
ドライブアダプター(C)
内側にスプラインを切ったアダプター。このアダプターとスラストワッシャーの組み合わせでいろいろな船外機に対応します。
タブワッシャー (D)
プロペラナットの回り止めに使用します。
プロペラ各部の名称3. (SOLAS ALCUPシステム)
プロペラ各部の名称2. (MICHIGAN XHSハブシステム)
アルミブッシング (A)
内側にスプラインを切ったアダプター。外側の溝にトーションロッド(B)をはめ込みます。
トーションロッド (B)
ラバーブッシュの役割をする緩衝材。スプリングとゴム製の芯棒からなっています。
スペーサー (C)
プラスチック製のスペーサー
ナット (D)
アルミブッシングをプロペラに固定するプラスチック製のナット。
ワッシャー (E)
プロペラの特徴に関する用語
プロペラ各部の名称2. (MICHIGAN XHSハブシステム)
プロペラ各部の名称2. (MICHIGAN XHSハブシステム)
カップ
ブレードの後縁部分を湾曲させた形状 (右図Aのタイプ)。バウを持ち上げる効果が期待できます。
レーキ

ブレードの取付角度のこと。進行方向に対してブレードが後方へ寝ているものを「アフトレーキ」といい、バウリフト性能やトップエンドのスピードが向上します。逆に、前方へ寝かせたものは「フォワードレーキ」といい、バウを抑える効果があります。

プログレッシブピッチ
リーディングエッジからトレーリングエッジまで翼の角度が一定の「固定ピッチ」に対してトレーリングエッジに向かうに従って角度が増加していくデザイン。
プロペラの性能や現象に関する用語
ベンチレーション
プロペラが水面より上の空気を吸い込んで空転している状態。キャビテーション同様、プロペラが気泡をつかみ、空転してしまうことで推力を失っている状態なのでキャビテーションと混同しやすいのですが、発生のメカニズムが異なり、対処方法も当然違うため注意が必要です。
キャビテーション
高速で回転するプロペラの回りの流速が限界を超え、真空状態になり常温沸騰が起き、気泡が発生します。その現象をキャビテーションと言います。キャビテーションが発生すると気泡を噛んでプロペラが空転し、推進力を得なくなるため、症状としてはベンチレーションと良く似ています。
スリップ
ピッチは理想的な流体の中でプロペラ1回転で推進する距離のことを表していますが、実際には理論どおりの距離を進むことはできません。理論値と実測値とのずれをスリップと言います。 スリップ率が低いものほどプロペラの回転効率は良いといえますが、セッティングによっては操舵性が悪くなり、逆に乗りづらくなることもあるそうです。
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