1.サイズが小さい! |
ウォーカーベイは全長2.5メートルのWB8Sと、全長2.9メートルのWB10Fの2サイズ。
お薦めはこのうち、小さい方の2.5メートルサイズ。
免許不要サイズの中でも最大サイズの3.3メートルはいろんなメーカーが取り扱っていて、種類も豊富にあります。このサイズが一番売れるから、というのではなくてこのサイズを揃えるのが今の時代、カタログやネットによる通販戦略にマッチしていたというのが大きな理由だと思います。
メーカーや売り手の立場なら、同じ一台なら大きくて、単価の高いものを売った方のが利益がたくさん残るんです。だから、船の狭さがどれだけ障害になるかをいっしょうけんめいお客さんに説くわけです。
しかし、「無用の長物」という言葉にもあるように、3.3メートルサイズというのは1人のときは言うに及ばず、2人でもちょっと大き過ぎるような気がします。小さいからこそいろいろなメリットを享受することのできるミニボートにおいて、大きさや広さを求めてしまうのがそもそもの間違いのはじまり。
小さな船は不安定だろうとか、船内が狭いのではないかと心配されるお気持ちはよくわかるのですが、3.3メートルにしもやっぱり狭いものは狭いし、安定感だってそんなに変わるものじゃありません。むしろ、中途半端な広さを手に入れて、船の中を移動できるようになると、重心を崩したりしてとても逆に怖い思いをすることになります。
実際に乗っていただくのが一番良いのですが、一人なら中央のガンネルに腰掛けて、前後どちらにも手が届く、手ごろな狭さが心地よく感じられると思います。一人暮らしの4畳半のアパートで、手を伸ばせば何にでも手が届く。そんな感じです。 小さいことは軽いこと、フットワークの軽さにも繋がります。重量が軽ければそれだけエンジンも効率的に働くことにもなります。ミニボートにおいては、小さいことこそが最大のメリットなのです。 カタログを見て数字だけ比較するとどうしても他のモデルよりも小さいので、さぞや狭いだろうと想像してしまいがちですが、これでも一般家庭のお風呂にあるバスタブよりも広いんです。 |
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この広さで満足できなくなったら3.3メートルにサイズアップしてもきっとその不満は解消されません。そのときはカートップを卒業してトレーラブルや係留保管のもっと大きな船に乗り換えるべきだと思います。
そんな理由で、私は1〜2人で使うのに使い勝手の良い大きさは2.5メートルだと思っているのですが、ゴムボートを含め、エンジンを搭載できるタイプのボートでこのサイズというのはなかなかみつかりません。 ネオネットマリンではこのサイズのボートはウォーカーベイ8SとアカシヨットEN255の2モデル取り扱っています。EN255も大変良いボートなのですが、今回はウォーカーベイ特集なのでこちらの紹介は控えさせていただきます。 |
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2.軽い! |
単独での使用を前提としてボートを探すお客様は何よりも軽さを重視します。軽いことは機動力に繋がります。エンジンが非力な分は車に積んでフットワークの軽さでカバーをします。早起きをして長距離運転をした後の荷降ろしは、思う以上に大変なものです。
ゴムボートと違い、組み立ての必要のないウォーカーベイはそれだけでも遥かに有利。WB8Sは重量たったの32キロ。大人1人でラクラク担ぐことができます。
同サイズのアカシヨットEN255は27キロと、こちらの方が5キロ軽いのですが、手に抱えきれないほどの大きさのものとなると、実重量よりも持ち上げるときの形がポイントになります。ウォーカーベイはセンターのガンネルを肩に乗せて担ぎ上げることができますから、持ち易さという点ではウォーカーベイのほうに分があります。
舗装路ならキールローラーがついていますから、バウを少し持ち上げるだけでラクラク移動できるのも助かるところです。 |
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3.安い! |
何といっても一番最初に気になるのはお金のことです。雑誌やインターネットで調べても10万円未満で買える船体なんてそうそうあるものじゃありません。何でもかんでも安ければいいというものじゃない。安かろう悪かろうの言葉どおり、安いものには何か落とし穴があるのではないか?とついつい考えてしまうところ。
安さの理由は素材にあります。
ポリプロピレンが素材としてFRPに劣っているかというと、そんなことはまったくありません。元は同じ樹脂ですから、強度や耐久性は似たようなもの。
激しい衝突や落下事故さえなければ、自然劣化で寿命が訪れるようなことはほとんどありません。メーカーさんの話によれば10年や20年は平気で使えるそうです。
大きな違いは、FRPはどんなに悲惨な状態に破壊されようとも、外観・強度ともに元通り同じ状態に修復することが可能ですが、ポリプロピレンはそのようにいきません。修理を繰り返して長く使うと考えればFRPの寿命は無限ですが、ポリプロピレンの場合はいつか寿命が訪れます。
どこで違いが出るのかというと、素材そのものの価値ではなく製造に関わる手間が大きく違います。
ボートの素材として多く使われているFRPは、ハンドレイアップと言う方法で大変な時間と労力がかかります。ハンドレイアップというのは、ボートの型の上にガラスマットを貼っては樹脂を染み込ませ、乾燥させて樹脂を貼り重ね、また樹脂を染み込ませるという作業を繰り返して成型していく方法です。乾燥と成型の作業を繰り返すので、1台のボートを作るのに何日もかかります。作業効率を上げるために、複数台を一度に作ろうとすれば、それだけの広い場所も確保しなくてはいけません。
一方のポリプロピレンは射出成型ですからオートメーションで大量生産が可能です。必要なのは機械を操作するオペレーターだけです。 |
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4.オプションが豊富! |
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エンジンを積んで走るばかりがボートの楽しみじゃありません。オプションのパフォーマンスセールキットをセットすれば本格的なセーリングを楽しむことができます。
単純に帆を上げるだけのものではなく、セール以外にもラダーやダガーもセットされた本格的なものなので、使うためには基本的な技術や知識が必要となりますが、上手く風をつかめば、エンジン搭載時よりもスピードを出すことができます。 |
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ウォーカーベイはV型ハルなので静止状態ではかなり揺れますが、RIDチューブを取り付ければ抜群の静止安定性を発揮、写真のようにボートの縁に立って釣りをしても全然平気です。V型ハルの走破性とゴムボートの静止安定性を兼ね備えた最強のミニボートです。
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5.オススメアイテムを紹介! |
先程も少し触れましたが、ウォーカーベイはゴムボートに比べて、安定感が格段に劣ります。
特に、船外機を取り付けており、RIDチューブを取り付けていない状態で使用する場合、船体が大きく傾き危険です。
へたをすると船体がひっくり返えってしまうこともあります。
それらを予防する為にできることとすれば、荷物などで重心バランスを保つことです。
それでも、やはり船外機を使用すると、船外機と人の重さで船尾側に重心が偏ってしまいます。
そんな時におすすめするアイテムが、船外機用エクステンションハンドルです。
エクステンションハンドルを取付すれば、船体中央付近で操船が可能になりますので、全体的に重心バランスが保てます。
お1人で船外機を搭載してお使いになる場合は、是非エクステンションハンドルと合わせて購入下さい。
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